初めての授業が一学期分、終わった。
終わったその夜に
授業の準備を全くしないまま
教壇に上がってしまう夢を見た。
最近の学生は出来が悪い、言うことを聞かないなどと
皆が口を揃えるので
随分と身構えていたが
そんな事はなかった。
とてもよくできたし、とても素直だった。
もちろん1クラス100人
合わせて3クラスで300人もいたので
一人残らず、とは言えないけれど。
基本的、毎回の小テストで点さえ取ってくれれば
うるさい事は何も言わないスタイル。
小テストをコアタイムに
学生は思い思いの時間に来て、去って行く。
特に2コマ目のお昼休み前は
早め帰る人が多かった。全然よい。
お昼の選択肢も広がるしね。
でも、友達がみんな帰って行く中
一緒に席を立った学生さんが
扉の前で立ち止まり、結局最後まで
立ち見で聞いていた事があった。
意思を感じた。
来なくても良い、帰っても良いと言われても
最初から最後までずっと聞くのも意思。
こんな、意思が、なんとも素敵なものだと思った。
まだまだ工夫の余地も沢山あるし
反省点も多いけど
とりあえず
僕は楽しんでいます。