わかりやすい、ブームです。
難しい数学の話を、わかりやすく紹介します。
わかりやすい授業ができます。
わかる、って楽しい。
だから、こそ。
ぼくはそのブームに乗れない。
その昔、中学か高校かのとき
先生があまりに予習なるものを勧めるものだから
事前に授業の内容を勉強していったことがある。
今まで、''知らないこと''に出会えて、わかって、
ワクワクしていた授業が、
"知っていること''だらけになって
とても、つまらなくなった。
たとえ、授業のその場でわからなくても
家に帰って、じっくり考えて、そうしてわかる。
そのプロセスが好きだから。
"いたずらに''わかりやすいより
そのまま、伝えて欲しい。
"いたずらに''わかりづらいのは
もちろん困るのだけど。
ひとつ、お願いをするとしたら、
「わかりたい」と思わせて欲しい。
たとえば、''よくわからない魅力''でも置いておいてもらえれば、
あとは自分でやるからさ。
そんなことを思って、ぼくからでてきたつぶやき。
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赤ちゃんにとって世界は「わからない」で溢れている。
それでも,嫌になって諦めるのでなく、
「生まれて初めて見る」その光景を少しでもわかろうとした。
どうしても分かりたいと思うほど魅力的だったから。
授業やプレゼンは別にわかりやすくなくてもいい。
ただ、魅力的であればいいんだ。
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お気に入りなのです。