少しだけ、昔を思い出しています。
よく聞かれる質問
「どうして工学から数学、トポロジーへ専門を変えたのか?」
工学に飽きちゃったんですよ
数学が面白くて
いろいろ適当にごまかしてきました。
工学から数学。ほとんどのおとなが「やめておいた方が良い」といった転向。
理由はたくさんありました。
すごく大事だったはずなのに、油断すると忘れそうになるのでちょっと書いてみます。
きっといろいろ書きたくなるのでタイトルに「1」をつけました。
大学時代、まぁいろいろありまして、1年ヒマになりました。
がんばれば前に進めたけれど、そっちが本当に''前''なのかよくわからなかったので
1年のんびりしようと思ったのです。
大学というのは楽しい場所で、やろうと思えばいろいろな学科の授業に潜り込めます。
ぼくは工学部でしたが、情報学部とか中国語とか、ほかにも
体育専門の授業で
オリンピックのメダリストがただ自慢するだけの授業、とか
ひたすらサッカーの試合や歴史をみるだけの授業、とか
いろいろ潜り込みました。
経営学部の
歴代、売れたキャッチコピー
みたいな授業もよかったです。
芸術専門の授業とかにも行けばよかったな、と今は思ってます。
(全ての学科が1つのキャンパスにある筑波大学、すばらしい)
その中で、ちょっと興味を持って潜り込んでみたのが
数学科の「トポロジー入門」
という授業でした。
グラフ理論という工学部でもやる分野がありまして、
それがなにやら''トポロジー''なる分野の一つと聞いて。
いろいろな授業はひょっこり潜り込んでも
なんだかんだでちょっとはわかる部分がありました。
この「トポロジー入門」を除いて。
最初の一言目から、意味がわからない。
後になってわかるのですが
「トポロジー入門」は3年生向けの授業で
「集合と位相」という授業を1年、学んでいる前提でした。
そして数学は積み重ねの学問なのでした。
黒板に書いてある記号すら、理解できない。
授業一コマ、呪文を聞いているようでした。
普通はあきらめるのかもしれませんが、
ぼくは、ヒマだったので・・・
おもしれぇ。
ちょっと頑張ることにしたのです。
つづく。