2017年9月30日土曜日

レーゲンズブルク2

このまちは、歴史にあふれている。
少し昔の、そのまた少し昔くらいの時代、
レーゲンズブルクはとても大事なまちで
いまは、まちごと世界遺産。

ぼくにとって初めて来るドイツの田舎町であり、
他のまちのことは知らないのだけど
このまちの「かんかく」が好き。

建物と建物のかんかく
まち行く人との程よいかんかく

歩いて大学に向かう途中、ハトがいて
おっきい葉っぱが足にくっついて
ちょっと大変そうにテコテコ歩いていた。

ぼくと、きっとお散歩中のおじいさんは
一緒のタイミングでそのハトを見つけて、
しばらくハトを見て、そのあと目があって
ふたりで一緒に笑った。

目があった瞬間、きっと共通の言語がないと互いに察した。
でも、目の前でおきてる
ちょっぴりおかしい出来事をちゃんと分かり合えた。


普通に食事をしていると、
となりのひとが

「おいしいかい?」

と話しかけてくる。

こんなのただ笑顔が増えるだけなのに
なんでいままであんまり経験なかったんだろう。

レーゲンズブルク
よい、かんかくのまちです。

きっともう少し、つづく。