2017年10月14日土曜日

翻訳

片平まつり、簡単にいうとオープンキャンパスがありました。
小学生向けのイベントで、科学で遊んでもらおうというイベントです。

うちの研究室のドイツ人の方が、頑張ってポスターを作ってくれました。
英語で。

それを、小学生にわかるように、日本語にしようとすると
うーん、難しい。

そのポスターの英語は、きっと英語が母国語の子供には伝わる。
けど、それを直訳すると全然''子供向け''にならない。

日本語はあいまいな言語、科学には向かない。

そんなことが言う人がいたのを思い出しました。
作ってくれたドイツ人の彼にいろいろ話をきいて、

どのような話をする予定か、
どんなことを子供に伝えたいのか、

それをまとめて、一つ一つ、日本語にする。
そうやって出来上がった日本語のポスターは
''子供に優しい''感じになった(と少なくともぼくは思えた)。

あいまいだからこそ、表現力がある

そんなことを感じたり。

むかしは英語に憧れていて、
英語で思考もするべきだと思ったり
していた。
もちろん英語を推進することはよいこと。
他の言語を学んだからこそわかる、母国語のよさもたくさんある。

ただ、いまは、日本語で考えたい。
数学、科学をやるのには遠回りになるのかもしれないけれど、
時代に逆行しているのかもしれないけれど、
日本語で理解したい。

なぜか?と言われるとうまい答えはないのですが、
そんなことを思って、このブログも書いております。