片平まつり、簡単にいうとオープンキャンパスがありました。
小学生向けのイベントで、科学で遊んでもらおうというイベントです。
うちの研究室のドイツ人の方が、頑張ってポスターを作ってくれました。
英語で。
それを、小学生にわかるように、日本語にしようとすると
うーん、難しい。
そのポスターの英語は、きっと英語が母国語の子供には伝わる。
けど、それを直訳すると全然''子供向け''にならない。
日本語はあいまいな言語、科学には向かない。
そんなことが言う人がいたのを思い出しました。
作ってくれたドイツ人の彼にいろいろ話をきいて、
どのような話をする予定か、
どんなことを子供に伝えたいのか、
それをまとめて、一つ一つ、日本語にする。
そうやって出来上がった日本語のポスターは
''子供に優しい''感じになった(と少なくともぼくは思えた)。
あいまいだからこそ、表現力がある
そんなことを感じたり。
むかしは英語に憧れていて、
英語で思考もするべきだと思ったり
していた。
もちろん英語を推進することはよいこと。
他の言語を学んだからこそわかる、母国語のよさもたくさんある。
ただ、いまは、日本語で考えたい。
数学、科学をやるのには遠回りになるのかもしれないけれど、
時代に逆行しているのかもしれないけれど、
日本語で理解したい。
なぜか?と言われるとうまい答えはないのですが、
そんなことを思って、このブログも書いております。