数学の話をするとき、ぼくは見てきた景色をお話ししている感覚に近いです。
数学はもちろん文章、論理で書かれているのですが、
なんどもなんども咀嚼して、わかった、体に入ったと思えるとき、
それが景色のように、絵のように
感じられるのです。
そうしてみてきた絵は、
数学の言葉に直すと
いつでも、だれでも
同じ景色にみえるようにすることができます。
ずうっと昔の数学者が見てきた景色と
そのまま同じ景色を、
僕らも見ることができます。
ただ、全く同じ景色をみても、感じることは違います。
見つかったたくさんの景色は意外な繋がりがあったり、
一つの景色がどんなものに囲まれているかがわかったりする。
そうすれば、同じ景色も違って見えます。
また、同じ景色を見ても、ひとや、
同じひとでもタイミングによって見え方が違う。
ここまで書いて、これは物語や絵や歌
他にもきっといろいろ
よくあることだと思いました。
数学も、仲間に入れてやってください。