2018年9月1日土曜日

運動

先日の、サイエンスカフェで
お手伝いをしてくれるバイトさん声をかけるとき
運動は得意ですか?
と聞いてまわっていました。
できなくても大丈夫だったのですが。

サイエンスカフェでは運動で必要な
「見た動きを、想像し、自分の体で再現する」
ことで数学を理解してもらう
ということをやってもらったつもりです。

そういえばずっと、ぼくは数学をやるのに
''運動神経''のようなものを使っていると思っています。
ボールを投げたらどんな軌道を描くか?

数式を解けば予測できるでしょう。
でも、そんなことをしなくたって、
ボールがどう進むかは''想像''できる。
計算より先に、軌道は見える。

自分が数学をやるときは
こんな感じのことばかり。
先に動きを想像してから
数学で補強する。

と、そんなことを考えて
ふと、ぼくは
数学が美しい
という感覚が分からない
ということを思い出した。

数学って美しいですよね!
と色々な人にいわれますが、
すみません、分かりません。

きっと、ぼくが''運動神経''を使って見ているものを
美的感覚で見ている人が多いのかなと思った。
音楽や美術から、その先を想像するように
きっといろいろ見ているのだろう。
それならきっと、美しいんだろうな。

ぼくの感覚だと、それらは
かっこいい。

実はとっても難しいことを、
上手な人がやると、とても簡単そうに見える。
でも、実際やってみるととても難しい。
そんなことを経験した時の
すげーっとなる、そんな感覚。

みんながみんな、「美しい」じゃなくても
いいよね。