舞台に立つことにした。
突飛な発想であることは理解している。
『フォーティンブラス』
作:横内謙介 演出:栗田芳宏
http://www.himawari.net/theater_movie/news/214175.html
栗田芳宏さんは吉田鋼太郎さんと一緒に劇団AUNでシェイクスピアをやっていたお方。
兼業の伺いをするときに書いた文章がある。
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どうしてこのような発想に至ったかも以下に説明いたします.
これまで,いくつかの高校で出張授業を行ってきており,概ね好評 を頂いております.
一方で,どうしても楽しんでくれた方の多くが「数学が好きな人」 です.
「数学が好きな人を増やす」という目標は遠いと感じています.
先日(11月10日),女子校へ出張授業を行った際は10以上の 講義の中から学生が選択するスタイルで,数学は参加人数が一番少なく10人程度でした.普通の発想ではこ の状況は変わらないと思います.そしてより多くの人に「声」を届けるための研鑽の場として舞台へ の出演をしてみたいという気持ちになりました.現在も(趣味の範囲内で)演劇のワークショップにはしばしば参加 しており,出張講義や普段の授業に大変効果が出ていると感じています.
令和一年度東工大教育賞も頂きましたが,学生からの評価は大きな アピールポイントでした.
加えまして,演劇に触れることで自身の研究にも良い影響を感じて います.数学研究において,様々な文化芸術に触れることの重要性は広く説 かれていますが,それを肌で感じています.東工大の推し進めるリベラルアーツ教育の目指すところは,よく分 かっていませんでしたが
文化芸術に触れて育った人間力でより"豊かな"学術研究を生むこ となのかもしれないと,ゆっくりと理解しています(内容が数学と直接は関係しないことは,むしろ大切であると思っ ています).本務に影響の出ない範囲で(有給は取りますが)このような活動を 教員がすることは価値があると感じています.
これまで,いくつかの高校で出張授業を行ってきており,概ね好評
一方で,どうしても楽しんでくれた方の多くが「数学が好きな人」
「数学が好きな人を増やす」という目標は遠いと感じています.
先日(11月10日),女子校へ出張授業を行った際は10以上の
令和一年度東工大教育賞も頂きましたが,学生からの評価は大きな
加えまして,演劇に触れることで自身の研究にも良い影響を感じて
文化芸術に触れて育った人間力でより"豊かな"学術研究を生むこ
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気合を入れて書いた割に、すんなりと兼業が許可されて拍子抜けした。
これから数回に分けて、この文章をもう少し詳しく述べたいと思う。