2022年2月24日木曜日

数学と演劇1

 舞台に立つことにした。
突飛な発想であることは理解している。

『フォーティンブラス』
作:横内謙介 演出:栗田芳宏
http://www.himawari.net/theater_movie/news/214175.html
栗田芳宏さんは吉田鋼太郎さんと一緒に劇団AUNでシェイクスピアをやっていたお方。

兼業の伺いをするときに書いた文章がある。

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どうしてこのような発想に至ったかも以下に説明いたします.
これまで,いくつかの高校で出張授業を行ってきており,概ね好評を頂いております.
一方で,どうしても楽しんでくれた方の多くが「数学が好きな人」です.
「数学が好きな人を増やす」という目標は遠いと感じています.
先日(11月10日),女子校へ出張授業を行った際は10以上の講義の中から学生が選択するスタイルで,数学は参加人数が一番少なく10人程度でした.普通の発想ではこの状況は変わらないと思います.そしてより多くの人に「声」を届けるための研鑽の場として舞台への出演をしてみたいという気持ちになりました.現在も(趣味の範囲内で)演劇のワークショップにはしばしば参加しており,出張講義や普段の授業に大変効果が出ていると感じています.
令和一年度東工大教育賞も頂きましたが,学生からの評価は大きなアピールポイントでした.

加えまして,演劇に触れることで自身の研究にも良い影響を感じています.数学研究において,様々な文化芸術に触れることの重要性は広く説かれていますが,それを肌で感じています.東工大の推し進めるリベラルアーツ教育の目指すところは,よく分かっていませんでしたが
文化芸術に触れて育った人間力でより"豊かな"学術研究を生むことなのかもしれないと,ゆっくりと理解しています(内容が数学と直接は関係しないことは,むしろ大切であると思っています).本務に影響の出ない範囲で(有給は取りますが)このような活動を教員がすることは価値があると感じています.
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気合を入れて書いた割に、すんなりと兼業が許可されて拍子抜けした。
これから数回に分けて、この文章をもう少し詳しく述べたいと思う。