2018年2月3日土曜日

マルセイユ

マルセイユ、ジダンの生まれたまち。
来るのは2度目です。

早朝にパリにつき、そこからマルセイユ便へ乗り換え。
マルセイユ便では日本人の姿はほぼなく
フランスの方ばかり。

飛行機の中に、朝日が差し込む。
あぁ、フランスだな
誰一人、窓を閉めないのを見てそう感じる。
水平方向からの光で、中の方までまぶしいけれど、
ただ、朝日を浴びている。
体全体が「ぼくのちしお」なのか
朝日のせいか
真っ赤に映える窓際のおじさん。
広げた新聞とコーヒーがよく似合う。

マルセイユについて、集会の会場まで移動。
最寄りの駅までたどり着き、そこからバスの予定。
ところが地元のサッカーチームの試合があり、
なんとバスがほとんど動いていない。

熱狂的なサポーターが爆竹をいたるところで鳴らし
発煙筒をふりまわす。

これは確かに少し怖い。
スポーツは好きですが、ときに野蛮さを感じて
スポーツを嫌がるひとの気持ちも良く分かる。
このあたり、書きたいことがありますがそれはまた後日。

周りのひとの協力のおかげでなんとか無事にたどり着く。

怖かった経験でしたが、サッカーの話は
ヨーロッパの研究者と会話のきっかけに
とても役に立つこともある。
初日の朝、サッカー談義に花が咲き
参加者と仲良くなれて幾分か過ごしやすい。

日仏の研究者が代わる代わる講演。
フランスと日本、似ていて、やっぱりちょっと違う。

大自然の中に、ぽつんと大学がある。
レーゲンズブルグのときにも書きましたが
簡単に''危ない''みちへでれる。

大学から少しだけ歩くと
断崖絶壁に面した散歩道。

みんな気ままに歩いている。
守られていないのは、少し怖い。
すべてが自己責任。
けど、そんなみちを歩くと
"あるいている"実感がある。

自由って、きっとそういうこと。

いろいろと考えることが多かった出発前。
フランスの、数学に、自然に、''危険''にふれて
ひとつ、小さな決意をしたりしました。

何日かに分けて少しずつ書いたので
なんだか話題がフラフラ。
自由って、きっとそういうこと(ちがう)

もう最終日。
いろいろな思いをもって、帰ります。