2018年3月10日土曜日

プロモーションビデオ

まさいさんはここに体育座りです。

え、あ、はい。



研究所の広報の一環で
プロモーションビデオを撮るとのことで
協力しました。

2:40からちょっとしゃべります。
(その後もちょこちょこ映ります)



途中に挟まれる''講義風景''の撮影が楽しかった。
監督さんがちゃんといて
構図を指定された後
即席でそれっぽいセリフと動きを自分で考えて
それを撮ってもらいました。
ぼくが少しだけ''自由''であることがわかると
監督さんは演出をつけてくれるようになり
10年前、お芝居をやっていたときを思い出していました。
いくつかの演出に対応しようとして
数秒、左手がお留守になったりしています。

思ったのは、映像の撮影は演劇と似ているようで
結構ちがうということ。
演劇では、一つのシーンの練習にかけられる時間が長い
ひとつひとつじっくり作り込む。
今回の映像の撮影は、全部で15分くらい。
その''瞬間''に全てを出さなければならない。
難しかった。
映像で魅力的に映るプロの人は
普段どれだけ訓練しているんだろうと
想像だけで、ずいぶん尊敬した。

そして、研究のことを考えた。
数学の研究は演劇に似ている。
じっくり、じっくり考えて
そして得たものを少しずつ書き残していく。
一方で、例えば他の分野の人と話をするときは
今回の映像と似た感覚がある。
テーマも大抵決まっているし
それまでの積み重ねも大事だけど
その場その瞬間で何を出せるかが大事。
互いに関連しあって、
どちらもとても、おもしろい。

こんな風に、まったく違うものから
''同じアイデア''を抜き出すのが抽象化ですね
って話をブログを書き出した頃
よくしていたことを思い出しもしました。

とりあえず、おもしろかったです。